助産師のページ

私たち、わたなべ医院の看護スタッフはすべて助産師です。妊娠から分娩・お産後の検診まで、外来・病棟でいつも関わらせていただいています。妊娠中の疑問や分娩のこと、産後の母乳相談まで、ご質問のある方はお声かけ下さい。

 

生まれた赤ちゃんの安全のため、私たち助産師ははすべて「新生児蘇生法1次コース※」を修了しています。
 ※ 周産期新生児医学会では、標準的な新生児蘇生法の理論と技術に習熟することを目的とした日本版救急蘇生ガイドラインに基づく「新生児蘇生法(NCPR)講習会」受講者に対して認定をしています。

 

 以下に記載している以外にも、妊娠中や出産後は様々な不安やトラブルが起こるかもしれません。「あの時こうしておけばよかった・・」と、ならないためにも、ご自分の経過をよく知って、何か気になることがあればご相談ください。 

 

  みなさん、「助産師」という職業をご存じですか?
 「助産師」はお産の場面に立ち合って赤ちゃんを取り上げる仕事だけではなく、
 女性が一生の中で通る道(思春期・妊娠分娩期・産褥期・授乳期・更年期など)の先々で
 皆さんの声をきき、健康的な生活が送れるためのお手伝いをする専門職です。

 

 何かご自分の体調のことでご心配なことがあれば、問診の際にお話しください。
 もちろん、妊娠中やお産後の心配事や母乳・育児のご相談などもお聞かせください。
 皆さんと共に寄り添って医師との橋渡しをし、よりよい生活のためにサポートさせて頂きます。

 

 

 

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妊娠中のこと

妊娠(経過)について

 

・妊娠と分かったら・・  
 

ご自分で妊娠反応を行って、陽性が出た場合、ご受診ください。
その際に【最終月経の始まった日にち・生理周期・妊娠反応検査を行った日にち】を伺いますので、分かるようにしてきてください。基礎体温表がある方は、受診の時にご提出ください。
  初診の場合、予約は必要ありません。受付終了30分前までにご来院ください。

 

 

ご自分の妊娠経過を知りましょう

 ・産科の場合、妊娠の経過は「週数」で考えていきます。ご自分は現在「何週何日」かご存知ですか? ご自分の「分娩予定日」を40週0日として、そこから遡ると、週数が分かります。
(1週は0〜6日と表します)当院でご通院中の方には妊娠カレンダーをお渡ししておりますので、そちらもぜひ参考にしてください。
・赤ちゃんは37週0日から41週6日までに生まれると「正期産」、それ以前に生まれると「早産」です。診察で、「早産の兆候がある」と言われた場合には、出来るだけ安静にして、出血・規則的な下腹痛・破水などがあれば受診しましょう。

 

ご通院中に気をつけていただきたいこと

・妊婦健診は母児が安全に妊娠経過を過ごせるかを診る大切な機会ですので、決められた間隔を守って受診してください。
通常ですと通院間隔は下記の通りになりますが、経過によっては変更もあります。

 

  


   〜24週:4週間に1回 
  25〜35週:2週間に1回
  36〜40週:1週間に1回
  41週以降:4〜5日に1回

 

体重増加について

 最近、体重が妊娠前より15kg以上増加してしまう妊婦さんをよくお見かけします。
 過度な体重増加はご自身の体への負担だけでなく、血栓ができやすくなったり、分娩時になかなか進行しなかったり、というリスクが上がってしまいます。普段から体重計に乗って意識したり、適度な運動や、食事の工夫(調理法や味付けも含めて)をして過度な体重増加をしないよう心掛けましょう。

 

こんな産科的症状が起こったら、すぐに診察を受けましょう 

 *出血(特に鮮血)、量がどんどん増える
 *急な下腹痛・規則的なお腹の痛み(4〜5回以上/1時間)
 *破水(尿漏れと見分けのつかないときも)
 *胎動の減少・消失
 診療時間帯は予約なしで直接ご来院ください。(受付時に状況をお話し下さい)

 

時間外に産科的な症状が起こったら・・

・本院は24時間スタッフが常駐しております。急な産科的症状は放置せず、連絡してください
・お電話をする際には必ずご本人がお掛けください。(診察券を見ながらお電話をするとよいでしょう 診察券番号とお名前、症状をお聞かせください。
  *急を要さないお問い合わせに関しては、診療時間中にお願いいたします。
  *産婦人科以外の疾患については、それぞれの専門機関を受診ください。

お産について

わたなべ医院のお産について 

 

  当院では助産師が常に寄り添って分娩に臨みます。
  緊急時(吸引分娩や帝王切開など)にすぐ対応できるよう、産科医とともに分娩の進行を見守っております。

 

里帰り分娩希望の方へ

 

  当院ではご実家に帰省されての分娩(里帰り分娩)もお受けしております。
  ご自身の分娩予定日が決まりましたら、お早目に当院へお電話で分娩の予約をお入れ下さい(診療時間中にお願いします)。妊娠34週以降は当院の通院に切り替えてください。それまでに前医での検診をお済ませになり、紹介状と妊娠経過中に実施した検査結果・予定日を出したころの超音波写真をご用意ください。初診の方同様、予約なしでご来院ください。
  初診で受診の際、分娩についての具体的なお話をさせていただきます。お時間がかかりますので、時間に余裕をもってご来院ください。
  (医師の診察によっては当院での分娩をお受けできない場合もございます)

 

分娩時の持ち物について

・皆さんからよくいただくご質問に、「お産セットには何が入っていますか?」
という意見があります。お産セットの実物は後期の母親学級でお見せしていますが、内容は入院中に使用する衛生材料のセットとなります。

 

 


内容一式:・お産直後パット(1セット) ・ナプキンS/M/L(各1袋)
       ・マジックテープ式腹帯(1) ・清浄綿(1)
       ・赤ちゃんのおしりふき(2) ・臍処置セット(1)
       ・母乳パット(1)

 

*このほか ガーゼハンカチセット(1)紙おむつ・体温計も用意してあります
 ナプキン等不足した場合は単品での追加もいたします(有料)
 ・上記を参考に、着替え・洗面道具・スリッパ・赤ちゃんの退院用の肌着と上着等と必要書類を入院時のお荷物として、できるだけコンパクトにまとめてご持参ください。
(必要書類は前期の母親学級にてご案内いたします)

 

分娩時の立ち合いについて

・当院では分娩の立ち合いはご主人のみとさせていただいております。陣痛室の立ち入りも同様です。
・分娩でご入院の際に立ち合い希望の有無を伺いますので、お申し出ください。ご主人が当院の母親学級に出席されていなくても立ち合いは可能です。
・分娩中のカメラ・ビデオの撮影はご遠慮ください。分娩後ご面会の際に撮影を行っていただいております。

 

・分娩後2時間はご主人以外のご家族も分娩室へ入室し、お母さん・赤ちゃんと直接面会することが可能です。ただし、風邪症状等のある方、深夜の多数のご面会は他の入院患者さんの迷惑となりますのでご遠慮ください。
(場合によっては入室をお断りする場合がございます)

分娩後

分娩後のおはなし

・通常、普通分娩の方は4泊5日・帝王切開の方は6泊7日が入院期間です。
・入院中に授乳・沐浴・退院後の生活について・調乳についての話があります。
赤ちゃんとは母児同室で過ごしていただきますが、夜間はご希望により新生児室で助産師が赤ちゃんをお預かりします。
・母乳の出かたは個人差があります。おっぱいが張って夜間授乳を希望される方はお声かけ下さい。
・退院後は赤ちゃん対象の2週間健診(※)と母児対象の1か月健診があります。

 

 

 

産後ケア入院

 退院後のご家族によるサポートがなく、ご自身の体調や育児に不安があるかたなど、退院後も入院して助産師による支援が受けられます。詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

2週間健診について

・退院してちょうど1週間前後は、お母さんも赤ちゃんの事で様々な心配事が浮かんでくる頃かと思います。
・「ちゃんと大きくなっているのかしら?」「湿疹ができてしまったみたい」「入院中はこんな反応しなかったのに・・」など、赤ちゃんの体や、育児についての心配事に対応し、母児が元気に成長するためのサポートとして、2週間健診を設けています。
・内容は、新生児専門医による診察と助産師による授乳相談です。生後2週間の時期は、赤ちゃんの状態が大きく変化することがあります。毎日一緒にいると気付けない赤ちゃんの変化に気付いてあげられる機会にもなっています。
・退院して24時間赤ちゃんと一緒の生活となりますが、「まずは2週間健診まで頑張って育児してみよう」という一つの目標として、2週間健診をご利用ください。

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